平成29年 12月 定例会(第4回) 平成29年12月
渋川市議会定例会会議録 第2日 平成29年12月1日(金曜日) 出席議員(21人) 1番 池 田 祐 輔 議員 2番 山 内 崇 仁 議員 3番 細 谷 浩 議員 4番 星 野 安 久 議員 5番 山 﨑 正 男 議員 6番 田 邊 寛 治 議員 7番 今 井 五 郎 議員 8番 安 カ 川 信 之 議員 9番 今 成 信 司 議員 11番 篠 田 德 壽 議員 12番 平 方 嗣 世 議員 13番 中 澤 広 行 議員 14番 山 﨑 雄 平 議員 15番 入 内 島 英 明 議員 16番 加 藤 幸 子 議員 17番 茂 木 弘 伸 議員 18番 須 田 勝 議員 19番 南 雲 鋭 一 議員 20番 望 月 昭 治 議員 21番 角 田 喜 和 議員 22番 石 倉 一 夫 議員 欠席議員 なし 説明のため出席した者 市 長 髙 木 勉 総 務 部 長 愛 敬 正 孝 企 画 部 長 加 藤 順 一 市 民 部 長 狩 野 弘 之 保 健 福祉部長 諸 田 尚 三 農 政 部 長 藤 川 正 彦 商 工 観光部長 笹 原 浩 建 設 部 長 茂 木 雅 夫 水 道 部 長 上 原 廣 会 計 管 理 者 荒 井 勉 教 育 委 員 会 後 藤 晃 教 育 委 員 会 石 北 尚 史 教 育 長 教 育 部 長 監 査 委 員 中 澤 康 光 監 査 委 員 松 井 彰 彦 事 務 局 長
事務局職員出席者 事 務 局 長 石 田 清 六 書 記 石 山 薫 書 記 石 田 昌 充議事日程 議 事 日 程 第2号 平成29年12月1日(金曜日)午前10時開議第 1 一般質問 会議に付した
事件議事日程に同じ
△開議 午前10時
○議長(
須田勝議員) おはようございます。 ただいまから本日の会議を開きます。 ただいまの出席議員は21人であります。 本日の会議は、議事日程第2号によって進めてまいります。
△日程第1 一般質問
○議長(
須田勝議員) 日程第1、一般質問を行います。 通告の順序により発言を許します。 渋川市の真の未来構想は。 4番、
星野安久議員。 (4番
星野安久議員登壇)
◆4番(
星野安久議員) おはようございます。渋川市の真の未来構想について一般質問させていただきます。 月日のたつのは早いもので、6市町村が合併してはや11年が経過しましたが、この間は合併における不均衡さや
行財政運営等のあらゆる面での調整期間であったように思えます。そして、これからが本格的な合併後の渋川市の形成の時期になると思います。そうした中で、折しも昨年、平成28年度と本年、平成29年度の2年間が第2次
総合計画策定の年に当たっています。この総合計画は、渋川市の将来像を見据え、市民のために心の通った計画でなくてはなりません。市民の意見と要望に応えることが計画の基本であります。また、渋川市の発展を目指し、そして進んでいく指針であります。計画が実現に向けての大切な過程で、必ず実現、実行されて初めて生きてきます。 このたび渋川市も、市の行政をつかさどる市長選が行われました。その結果、髙木新市長がめでたく当選され、市政を受け継ぐことになりましたが、この機会に市長を中心に、本当の渋川市の将来像を考える時期ではないかと思います。今までを振り返りながら、市民がこうあってほしいと願うまちづくり、市民のための心の通ったまちづくり、市民の意見、要望を十分取り入れたまちづくり、そして若者を初め、誰もが住み続けたくなる魅力あるまちづくりに取り組まなければなりません。今市民は、渋川市の将来の姿が見えないことから、不安を感じています。市民が安心して暮らせるためには、市はこれからこうなるのだというものをはっきり示す必要があります。将来の渋川市、一体何をメーンにしていくのでしょうか。どんな形のまちになるのでしょうか。みんなで考える必要があります。6つの市町村が合併してつくられたまちです。合併しても、なかなか一つに完全になることはできませんが、今までの市町村の特性を生かした地域づくりが必要です。全体の構想をもとにゾーン計画を立て、観光のまち、農業振興のまち、工業のまち、商業のまち、教育文化のまち、歴史と史跡のまち、福祉医療のまちなどのゾーンを形成し、その地域に合った特性を生かすことがこれからの渋川市の大きな発展につながるのではないでしょうか。 人口減少の著しいことから、
消滅可能性都市と言われている渋川市、このようなうわさにならないように、真剣に市長を中心に取り組んでいかなければなりません。市民は組織の一員として、議員は議会人として、職員は行政の執行者として、それぞれの立場で取り組み、こうした状態から脱却しなければなりません。夢と希望のある渋川市にするために、
渋川市民全員で取り組むことが望まれます。渋川市の将来、一体どんなまちになるのか、何を売り物にするのか、産業、教育、文化、福祉、都市部との交流、これをどのようにしていくのか、渋川市の真の未来の姿をどう描いているのか、担当部長並びに市長にお伺いいたします。 なお、市長におかれましては、市政の重点施策の中で、あるいは市長就任の抱負等でいろいろ語ってくれておりますが、きょうは一般質問として、渋川市の将来、抱いている夢構想を語っていただきたいと思います。 次からの質問は、自席にてお伺いいたします。
○議長(
須田勝議員)
加藤企画部長。 (
企画部長加藤順一登壇)
◎企画部長(加藤順一) おはようございます。本市の未来の姿について、初めにご答弁を申し上げます。 現在合併に当たりまして策定をいたしました
新市建設計画を踏まえまして、策定をした現総合計画の将来像であります「やすらぎとふれあいに満ちた“ほっと”なまち」の実現に向けまして、「豊かな自然と歴史や文化のかおるまち」、「安全で安心して快適に暮らせるまち」、「いきいきとした地域が連携するまち」、「市民とともにつくるふれあいのまち」、「魅力や活力のあるにぎわいのまち」の5つの項目を基本理念にまちづくりを進めているところでございます。 現在ご上程いただいております第2次総合計画におきましては、本市を取り巻く
社会経済情勢の変化を的確に捉え、長期的なまちづくりの指針といたしまして、本市の特色である豊かな自然環境、色濃く残された各時代の歴史文化や恵まれた交流拠点など、守るべき地域資源を生かして、成長期から成熟期を迎える社会への転換を基本的な考え方といたしまして、今後市民福祉の向上に向け、市民とともに協働のまちづくりに取り組んでいきたいと考えているものでございます。
○議長(
須田勝議員) 髙木市長。 (市長髙木 勉登壇)
◎市長(髙木勉) おはようございます。星野議員のご質問にお答えをいたします。 合併をして11年、渋川市もこれから新しい形をつくる時期ではないかと、合併によるいろいろな調整を経て、そして新しい姿の渋川市をみんなで築いていくという考え方でございますけれども、私も全くそのとおりだと思います。 渋川市がどういうまちになっていったらいいかという私の夢と希望についてのお尋ねでございましたけれども、渋川市は東京からちょうど120キロメートルぐらいの距離にあります。この宇宙、太陽系で例えれば、東京が太陽だとすると、水星、金星、地球、そして火星、木星、土星と、そのようにちょうど東京から120キロメートルですので、太陽から見れば地球に当たるぐらいの大変非常にいい位置にいるのではないかと思います。東京に近過ぎず、そして東京から遠過ぎずということで、東京のいろいろな、世界の東京ですので、そこからいろいろな情報も入りやすい、そして1時間ぐらいで行けるという距離にあります。そして、上信越の山々があり、温泉があり、いろいろな形で自然に恵まれておると思います。そしてまた、東国文化が栄えた地でもありますので、今から1,500年ぐらい前からここに渡来文化が来て、そして地域が栄えてきたと。その後も時代がずっと下りまして、江戸時代にもいろいろな宿場町として栄えてきていると。数々の歴史がありますけれども、やはりこの土地は非常に条件がよい、そして恵まれた地勢の渋川市ではないかと私は思っております。この地勢をしっかりと生かして、この渋川市がさらに発展をしていけるようにすることが今を生きる私たちの知恵ではないかなと私は思っております。そして、行政、そして市民の皆さん、これらの力を合わせて渋川市の発展をさせていきたいと思っております。 いろいろなことについては、いろいろなことがあります。まず、人口減少、今喫緊の課題ですので、これを何とか克服していかなければならないと思います。いろいろな条件、そして先日の群馬県の
人口動態調査なども見ますと、群馬県全体でも社会増が出てきたと。今までなかったことですけれども、社会動態では増加に転じたというニュースもあります。自然減を乗り切っていくのはまだこれからしばらくかかると思いますけれども、先ほど申し上げましたような好条件を生かして、この渋川市も人口が社会減から社会増に転じるように、まずはいろいろな対策を講じてまいりたいと思います。そのためには産業立地を進めると、産業の集積を進めて、雇用の場をつくっていくということが大事だと思っております。産業の集積を行うためには、教育、医療、福祉、さまざまな暮らしやすい条件を整えることが大事であります。そういった総合的な力を生かして、この渋川市を発展させてまいりたいと考えております。
○議長(
須田勝議員) 4番。
◆4番(
星野安久議員) 部長並びに市長のご答弁をいただきました。そういう中で、部長の答弁は少し抽象的過ぎて、具体的に渋川市がどうなるか、それはつかめなかったのですけれども、市長から人口減少、それから条件を生かした、そういうものを渋川市を発展させるために活用していく、そういう意見が伺えました。 私は、そうした将来的なものをこれから細かく聞いていくわけなのですけれども、とにかく渋川市が将来的に発展するためには、人の集まるまちづくり、これが一番大事だと思います。今までの渋川市は、昭和の時代、非常に活気のあった時代は、渋川のまちの中も非常に人があふれ、そして商店街も人だかりができるほどにぎやかでした。活気がみなぎっていました。今は、そうしたまちが本当にひっそりしています。お店も数えるぐらいのお客さんの数です。この原因は、果たしてどこにあるのでしょう。渋川市に人を集めることがポイントだと思います。また、お店の形態も、今の時代に合った形にしていく、こんな必要があるかと思います。それは、大型店の進出、誘致、こういうものが必要ではないかと思います。確かに今あるお店、こういうお店への配慮はもちろん必要ですが、それはともに生き延びなければならないと思います。 そして、もう一つ、ニュータウン的なまちづくり、これによって住宅地構想、これが人口増加に大きくかかわってくると思います。この今の渋川市に人が集まらない原因、これはどこにあるとお考えでしょうか。そして、原因を究明することからこれは始まると思います。人が集まらない原因、そしてどうしたら人が集まってくれるか、この点についてお伺いいたします。
○議長(
須田勝議員) 企画部長。
◎企画部長(加藤順一) 本年5月に行いました
市民意識調査におきます今後の定住項目の回答の状況でございますけれども、住み続けたいとお答えをいただいた方が約6割と最も高く、次いでわからないと答えた方が約3割となっております。市外に移りたいと答えた方につきましては約1割ほどとなっており、年代が高いほど住み続けたいと答えた割合が高く、10代、20代では3割未満の状況となっているものでございます。また、各分野の満足度をお聞きした項目にありましては、
都市基盤分野の鉄道やバスなどの交通体系、産業分野の商店街の活性化と商業振興の項目の満足度が低い状況となっております。 このようなことから、本年10月に設置をいたしました
人口減少対策本部におきましては、企業誘致などの新産業ゾーンの創出、
デマンドバスなどの交通弱者のための移動手段の確保、保育料の無料等を含めました子育て環境の充実、商店街の支援や鉄道活性化などの町なかの再生、この4つのプロジェクトをテーマといたしまして、若手職員で具体的な検討を進めているところでございます。こちらにつきましては、早期の事業化に向けて本市のこのような課題を踏まえて、早期の事業化に向けた検討を進めているところでございます。これらの検討結果を踏まえまして、事業化を図っていき、活力あるまちづくりに取り組んでいきたいと考えているものでございます。
○議長(
須田勝議員) 4番。
◆4番(
星野安久議員) 私がここに幾つか例を申し上げて、要するに人を集めるにはこうしたお店の形、これを大型店の進出、誘致、こういうものを取り組んだらどうか、それからニュータウン的なもの、そういうまちづくり、住宅地構想、こういうものをしたらどうですかというご質問をしたと思うのです。それに対してのご答弁をいただきたいと思います。
○議長(
須田勝議員) 企画部長。
◎企画部長(加藤順一) ただいま議員からご提案いただきました件につきましても、町なかの再生におきます商店街のあり方、あるいは新産業ゾーンにおきます整理の中でご提案いただいた件についても具体的な検討は取り組んでいくものと考えております。
○議長(
須田勝議員) 4番。
◆4番(
星野安久議員) これからは、本当に渋川市をしっかりしたまちに仕上げるためには、もう体制を整えていく、これが必要だと思うのです。検討する、そういう答弁がいつもされるのですけれども、一番それはいい言葉で、逃げにも通じるわけです。ですから、こういうものを真剣に、吉岡町など特に栄えているというのはそうした大型店の進出、これがかなり影響していると思います。ですから、こういうものを本当に地元の今までの店、そういうものも大切にしなければなりませんけれども、そうした大きな店を進出してもらう、誘致をする、そんな考えがないと、この渋川市も変わらないと思うのです。ですから、そういうものを真剣に取り組んでいただきたいと思います。 それから、ニュータウン的なまちづくり、これについても、やはり渋川駅もあるし、八木原駅もあり、特に八木原駅周辺は吉岡町との関連もあって、人口もふえつつあるところです。ですから、そういうところに駅をうまく利用できる地域として、そうした住宅地構想、こういうものを真剣に取り組む、そんな考えをひとつ持っていただきたいと思います。 それでは、次の質問に入りますけれども、次に地域の特性を生かしたまちづくり、これについてお伺いしたいと思います。冒頭にも申し上げましたけれども、合併してできた新しい新渋川市、何年たっても本当に一つになることはなかなかできません。ですから、もとの旧町村のその地域の特性を生かした、そうしたまちづくりをすることを提案したいと思っています。旧渋川市の将来の姿、そして伊香保、子持、小野上、赤城、北橘、これがどのようなまちとして将来渋川市の中に位置づけられて発展を遂げられるのか、この各地区における未来構想、こういうものを担当部長にお伺いしたいと思います。
○議長(
須田勝議員) 企画部長。
◎企画部長(加藤順一) 各地区のまちづくりの方針につきましては、渋川地区におきましては都市機能の集積した地域であることから、交通利便性と都市機能の集積を生かしたまちづくりとしていきたいと考えているものでございます。伊香保地区におきましては、全国的に著明な観光拠点であります伊香保温泉の知名度と集客力を生かしましたまちづくり、小野上地区におきましては十二ケ岳などに設置されております
ハイキングコースや道の駅、
日帰り温泉施設などを生かし、豊かな自然と交流拠点を生かしたまちづくりを、子持地区におきましては、県下有数の作付面積を誇るコンニャクや黒井峯遺跡などの歴史資源を生かし、農業を初めとした産業の活力と、自然や歴史資源などを生かしたまちづくりを、赤城地区におきましては
赤城インターチェンジを生かしました観光農業や歌舞伎舞台などの歴史資源を生かし、交通利便性と農業の活力を生かしたまちづくりを、北橘地区におきましては、前橋市と隣接する
地理的好条件を生かしました良好な住環境と
都市近郊農業を生かし、恵まれた地理的条件と農業の活力を生かしたまちづくりにそれぞれ取り組んでいきたいと考えているものでございます。
○議長(
須田勝議員) 4番。
◆4番(
星野安久議員) 確かに今申し上げたように、伊香保は観光、子持はそうしたコンニャクだとか、各地区の特性、それを生かしたまちづくりはわかるのですけれども、とにかくこれを具体的にこれから、今までの現状維持ではなくて、さらに伸ばしていく、例えば赤城に行けばこういうものが見られるとか、体験できるとか、本当にそういうものを形づくっていって、全国的な発信、こういうものをしていく必要があるのではないかと思います。ただ受け身でこうした形でこうしましょう、ああしましょうではなくて、実際に本当に周りの地域の人が魅力があってそちらのほうへ足を向けるような、そんな体制づくり、地域づくり、そういうものをしていかないと、本当にこれから渋川市が伸びる道にはつながらないと思います。その辺、再度この辺をよく検討して事業に当たっていただきたいと思います。 それから、この全ての計画、必ずこれが実現に向けての方向を導く大切な一つの計画は過程であります。そうした計画に沿って物事が進み、実現できなければ意味がありませんので、この
未来構想実現のために、ここで参考までにお伺いいたしますが、渋川市のこの10年間の第1次総合計画、果たしてどの程度計画の実現が図れたのでしょうか。これからの結果を精査して、今後に生かさなければなりませんので、総合計画の実績について具体的にお答えいただきたいと思います。
○議長(
須田勝議員) 企画部長。
◎企画部長(加藤順一) 現在の総合計画の各施策の達成状況につきましては、本年6月に開催をしていただきました
議員全員協議会におきまして、渋川市
総合計画中間検証結果報告概要版としてご説明を申し上げました内容をもとに整理を進めているところでございます。この中間検証におきましては、第2次総合計画を検討するに当たりまして、施策の達成状況などを把握のため、施策担当課が第1次評価を行い、
総合計画策定委員会におきまして達成度や方向性について評価を行ったものとなっております。施策の達成度につきまして、AからDまでの4段階の評価区分で、また施策の方向性についても4つの評価基準で整理をしているところでございます。現時点での48施策ごとの達成度につきましては、達成度Aが8施策、Bが40施策となっております。 施策の方向といたしましては、今後の方向性、その結果でございますが、48施策中、拡充が3施策、継続が43施策、
抜本的見直しについては2施策となっているものでございます。また、施策目標の達成度を図る意味、目的で設定をいたしました施策の指標につきましては、
前期基本計画の75指標のうち目標を達成できた指標は31、達成できなかった指標は44で、達成率は41.3%となっております。平成29年度実績を目標に設定している
後期基本計画におきましては、82指標のうち、既に目標を達成した指標が18、目標に向けて進捗しているものが30、変化または後退したものが34施策となっているものでございます。今後総括的な検証につきましては、現
計画期間終了後に実施する予定となっているものでございます。
○議長(
須田勝議員) 4番。
◆4番(
星野安久議員) 計数的なものはそういう形で、A、Bからそういうランクがあって、Aが8、Bが40という、そういう実績があって、ほぼ目的を達成している、平成29年度については半分ぐらいという、そういう答弁でございましたけれども、実際に何をどうされたか、具体的にはどういう計画がどういう形でできたのだという、そういうものが知りたいわけです。例えば庁舎建設に当たっては基金を積み立て始めましたとか、そういう具体的な例でお答えいただきたいと思います。
○議長(
須田勝議員) 企画部長。
◎企画部長(加藤順一) 総合計画の達成状況につきましては総括的なご答弁として申し上げましたけれども、個別事業につきましては主要事業として整理をしているところでございます。こちらにつきましては、主要事業について3年を1つの計画期間として毎年度見直しを行っていく中で、そのときの重要度あるいは優先度、熟度等を踏まえまして、毎
年度ローリングをしているところです。具体的な事業の中におきましては、
観光ネットワークの創出といたしましては
観光戦略会議、広域連携の推進、
伊香保温泉景観整備事業などに取り組んでいるものでございます。中心市街地の活性化につきましては、元気な
中心市街地にぎわい創出事業や
中心市街地駐車場整備事業、
空き店舗活用にぎわい創出事業などを行うことにより、中心市街地への集客に努めたものでございます。
道路橋梁整備におきましては、
上信自動車道関連事業、通学路の
安全対策事業、浅田橋の整備等々、
道路橋梁整備につきましても各地区の連携を図るために取り組んできているものでございます。具体的な
取り組み状況につきましては、毎
年度事業計画といたしまして、3年間を1つの計画期間といたします実施計画についてご提示しているものでございます。 以上でございます。
○議長(
須田勝議員) 4番。
◆4番(
星野安久議員) そういうことで、実績については幾つか例を挙げて提示されました。了解したいと思います。 それで、自分たちのまち、これは自分たちで本当に真剣に考えなければ生き残ることができないと思います。行政を担う者として、夢を持って仕事に当たってほしいと思います。市民の指導者として、渋川市をこれからどんな町にしていくのか、各項目ごとに担当部長に未来構想をこれから語っていただきたいと思います。 まず初めに、道路計画の関連でございますが、
上信道自動車道の開通と、その周辺整備、まちおこしについてお伺いしたいと思います。史跡の発掘の関係で少し開通がおくれておりますが、間もなく上信道も開通になると思います。その開通の具体的な見通しについてお伺いいたします。そしてまた、この開通に伴って周辺整備、まちおこし、この関係についてはどんな構想を持っておられるのか、初めにお伺いしたいと思います。
○議長(
須田勝議員) 茂木建設部長。 (建設部長茂木雅夫登壇)
◎建設部長(茂木雅夫) 上信自動車道の関係と周辺整備につきましてのご質問であります。 初めに、上信自動車道の整備につきましては、国直轄事業であります国道17号渋川西バイパスの工事着手に向けまして、用地取得を現在進めているところでございます。また、県事業として行っております市内の3つのバイパス、金井バイパス、川島バイパス、祖母島バイパス、これらにつきましては平成31年度工事完成に向けて進捗が図られているというところでお聞きしているところであります。また、道の駅の整備につきましては、当初川島ランプ周辺ということで予定をしておりましたけれども、その建設が現在不透明となっております。このことから、基本構想も含めて見直しを図っていく必要があると考えているところであります。また、周辺整備につきましても、全体構想の検討を行う中で、具体的な地域振興施策とあわせまして、地域の活力を生み出せる整備となるよう努めてまいりたいと考えております。
○議長(
須田勝議員) 4番。
◆4番(
星野安久議員) 建設部長の答弁で、上信道の関連の見通し、これは伺いました。肝心な上信道が実際にはいつごろはっきりできるのか、その辺もまたご答弁いただきたいと思います。 と申しますのは、この周辺の整備が絡んでくるわけで、先ほど道の駅も川島ランプのところに予定していたのですけれども、不透明という、そういう答弁でした。ここの上信道が通ったときに、そうした道の駅でもできないと、本当に単なる通過の道であって、渋川市には何の恩典もない、そんな道路になってしまいます。真剣にこの道の駅は取り組んでいかないといけないと思うのです。聞くところによると、地権者の協力が得られない、そんなことも伝わっておりますけれども、そういう問題については市長も真剣に動いてもらって、実際に足を運んで地権者から了解をいただく、そんな動きをしていただきたいと思います。とにかくこの道の駅ができることによって、川島地区の農業、これも観光農業につながると思うのですが、そうしたものの地域の発展にもつながる大事な事業だと思います。ですから、そうした必ず道の駅は川島地区につくるのだという、そういう信念をこれからも貫いて対応していただきたいと思います。 それから、その周辺の整備については、これからいろいろ、あそこの金井の辺は文化財も史跡も出たり、いろいろな発展が遂げられる地域だと思います。伊香保温泉との絡みもありますので、ぜひともこの道の駅の建設については真剣に、職員も初め、市長にも協力してもらって、地権者の了解を得て道の駅ができる、そんな取り組みをしていただきたいと思います。その辺の考えをもう一度お伺いいたします。
○議長(
須田勝議員) 建設部長。
◎建設部長(茂木雅夫) 北部地域振興計画に位置づけられました道の駅、これにつきましては上信自動車道の整備に伴います既存事業の連携、また有効活用に資することを目的といたしまして、川島地区に整備計画を現在予定をしているところであります。しかしながら、先ほど申し上げましたように、道の駅につきましては設置位置等については現在不透明ということでありますので、今後建設計画の見直し等を含めまして検討していく必要があると考えております。
○議長(
須田勝議員) 4番。
◆4番(
星野安久議員) 検討検討って、またやっぱり出てくるのですけれども、もうそろそろ本当に検討ではなくて取り組みをしないと、この道の駅も流されてしまう気がいたします。 市長にお伺いしますけれども、この道の駅、何とかつくる方向で考えていただけるでしょうか。
○議長(
須田勝議員) 市長。
◎市長(髙木勉) 上信自動車道は、渋川市から長野県に向かう地域高規格道路でございます。私は、渋川市が起点の道路ですので、関越道からこの上信道に入って、まずは渋川市で一旦おりていただきたいという思いでおります。道の駅についてはいろいろこれまでの経過があったようでございますけれども、私は今までの経過にこだわらず、新しいコンセプトでしっかりとした道の駅、単なる道の脇でトイレがある、物販があると、そういうものだけではない、その道の駅のために人が来るという、そういう施設ができればいいなと思っております。幸い上信道沿線には上信道によってもたらされた遺跡、金井東裏、金井下新田、そういった遺跡群が出ております。これは、渋川市だけではなくて全国に注目をされ、そして海外の研究者からも注目されている遺跡であります。こういったものも加味しながら新しい道の駅ができないか、できたらいいなと思っておりまして、先日国土交通省の高崎河川国道事務所長ともちょっとお話をしましたけれども、そういったことについてもいろいろ検討しながら進めていこうではないかということになっております。具体的にまた検討して、検討という言葉はよくないかもしれませんけれども、本当の意味で検討をしていきたいと思っております。
○議長(
須田勝議員) 4番。
◆4番(
星野安久議員) ぜひとも市長の力で実現させていただくことを期待いたします。 そして次に、やはり道路関係なのですが、渋川市の将来的な10年間の中で幹線道路も、この関係をどのようにこれから部長はしていくのか、幹線道路の道路網についてお伺いいたします。また、前橋伊香保線ですか、今現在吉岡町で寸断されておりますが、この件も何度か質問させていただきました。そういう中で、不透明でございましたけれども、渋川市への連結、これができることによって、渋川市の南部の開発、町の活性化、こういうものが図れます。ですから、その幹線道路の関係と前橋伊香保線の吉岡との連結、この関係についてお伺いいたします。
○議長(
須田勝議員) 建設部長。
◎建設部長(茂木雅夫) 市南部地域におきます幹線道路といたしまして、一般国道17号、主要地方道高崎渋川線、主要地方道高崎安中渋川線、都市計画道路半田南線、また市道南部幹線等が南部地域については幹線道路ということで現在あるわけでございます。渋川市の都市計画マスタープランにおきます交通連携を促進する快適な道路ネットワークの形成、また広域的な道路交通体系の形成、これらを強化する道路といたしまして、主要地方道前橋伊香保線、吉岡バイパスの延伸道路については必要であると考えているところであります。この延伸道路につきましては、本市と吉岡町を結ぶ重要な広域的幹線道路といたしまして、県央地域全体の発展に多大な効果が期待でき、また市南部の地域振興及び定住人口の増加が図られるものと考えているところであります。本市が想定しております区間につきましては、吉岡都市計画道路大久保上野田線と渋川都市計画道路半田南線との交差地点付近から市道南部幹線までを現在想定をしているところでありますけれども、群馬県や吉岡町と十分な協議、また調整を重ねまして、平成29年度から具体的な検討を現在始めております都市計画の再編、これにおきまして当該延伸道路の複数ルートの比較検討、また都市計画道路の位置づけなど、今後検討してまいりたいと考えているところであります。
○議長(
須田勝議員) 4番。
◆4番(
星野安久議員) 部長が言うように、吉岡町と十分協議して、ぜひともこれはつなげていただきたいと思います。 それから、幹線道路の関係で一つの例として、新しい渋川市は6つの町村が集まってできております。ですから、その幹線道路がうまくつながっていない、そんな感を受けております。一つの例とすると、子持の道の駅があります。あそこの北側が、道路が橋を1本つければ赤城につながる、そういう本当にあの道路を見ただけで何となく不自然な道路になっております。子持のほうから吾妻のほうから来て行きどまりのような道路になっていますけれども、そうした道路をつなぐことによって市町村間がつながって、一つの渋川市にまとまっていくのではないかと、そういう感じを受けます。 今1つここでお伺いしたいのは、子持の道の駅の道路ですか、ベイシアのほうから来て、不自然な形で信号があって、即右に曲がる、そういう道路がありますけれども、それを赤城のほうへつなぐ考えというのはあるのでしょうか。
○議長(
須田勝議員) 建設部長。
◎建設部長(茂木雅夫) 赤城と子持とを結ぶ道路につきましては、国道3号線の樽バイパスという形で現在、予定している路線がございます。これにつきましては県にも支援等について現在要望しておるところであります。
○議長(
須田勝議員) 4番。
◆4番(
星野安久議員) いずれにしても幹線道路、これを整備することによって一つの渋川市がまとまっていく、そんな感も受けますので、ぜひとも協力的にこれから事業に取り組んでいただきたいと思います。 次に、農地の荒廃と都市部との交流、この関係についてお伺いしたいと思います。近年農業離れ、後継者不足から、農地の荒廃、それから耕作放棄地の増加が見受けられます。この対策についてお伺いしたいと思います。これで一つの対策になるかと思うのですが、都市部とのかかわり、体験農業、移住者の受け入れ、こういうものについても、どんな考えでおるのか部長にお伺いいたします。
○議長(
須田勝議員) 藤川農政部長。 (農政部長藤川正彦登壇)
◎農政部長(藤川正彦) それでは、ただいまのご質問のございました農地の荒廃対策というところでございます。 まず、その対策といたしまして、現在農業委員会で行われております農業委員を中心とした農地利用最適化推進委員による農地の利用状況調査、またその利用の意向の確認、現地調査資料を作成した中で、農地中間管理機構と連携した貸し出し希望者と担い手による利用関係の調整を行うことで耕作を継続していくと、また荒廃農地の対策を行っていくという施策を実施しているところでございます。また、土地改良事業による農業生産基盤の整備、また耕作放棄地リフレッシュ促進事業による荒廃した農地の復元、さらには多面的機能支払交付金事業や中山間地域等直接支払制度を利用した地域活動の支援等に取り組むことによって荒廃農地の対策を図っているところでございます。また、これもさらに一歩進めてまいりたいと考えております。 続きまして、都市との交流の関係でございます。これについては現在県外からの誘客等を目的とした高崎駅や高速自動車道サービスエリア等でのPR活動に取り組んでいるところでございますし、また他県、他市の市民祭り等に参加した中で、伊香保温泉や名所旧跡、地場産品など、都市住民に向けた情報発信を行っているところでございます。市内には多くの観光農園がございます。また、農産物直売所、道の駅も点在しているところでございますので、これらの施設を利用した収穫体験等の農産物や農産物の販売等を進めてまいりたいと、またその中でも交流を進めてまいりたいというところでございます。 また、本市は伊香保温泉がございまして、それを中心とした観光ルートづくりにも取り組んでいるところでございまして、都心からのアクセスなどが非常によいという観点から、一つのモデルコース、これはグリーンツーリズムのモデルコースでございますが、つくっております。これについては、SUNおのがみに宿泊して、観光果樹園での宿泊体験、またみゆきだそば工房での手打ちそば体験、赤城インター近くの赤城第1農産物直売所での買い物といった事業モデルコースを現在設置しているところでございます。その中で、生産者団体の協力を得ながら新たな農作業体験等ができる取り組みを進めると同時に、そういった中で都市の方が本市に移住等を考えた際には、空き家対策事業等を活用してそれらに取り組んでいきたいと考えているところでございます。
○議長(
須田勝議員) 4番。
◆4番(
星野安久議員) 農地の荒廃、それから耕作放棄地、これを解消していくには、やはり農家間同士がお互いに、大きい農家が小さい農家から借り受けてということになると思います。これが基本だと思います。ただ、農地の条件として、農地については借り手がおりますけれども、なかなか道がついていないとか不便な農地については、やはり耕作放棄地になる、この可能性はあります。基本的にはそういう形で認定農業者、こういう方が農地を集積していって、拡大して農業生産に当たる、それが基本だと思います。ただ、これだけではやはり農地も荒廃が目立ってしまいます。先ほどもご提案申し上げましたけれども、都市部とのかかわり、体験農業、こういうものを実際にやっている市町村がかなり多くあるわけです。これから取り組みについて考える、そういう形でなくて、本当に実際に都市へ出向いて、そういう都市部とのかかわりを持って、渋川市はこんないいところがあってこんな農業ができます、体験農業できます、お米もつくって収穫もできます、そういう本当に発信をしていかないと、動き出さないと思うのです。ですから、そうした動きをこれから本当に取り組んでいく、その意思があるかどうかお伺いいたします。
○議長(
須田勝議員) 農政部長。
◎農政部長(藤川正彦) ただいまのご提案、ごもっともだと私どもも感じているところでございます。これにつきましては、そういったなかなか現実に受け入れる先等が非常に難しいこともあるのですけれども、現在それに向けて準備を進めているものもございますので、そういった取り組みをさらに進めたいと考えております。
○議長(
須田勝議員) 4番。
◆4番(
星野安久議員) もう一つ、荒廃農地を有効に使う活用方法として果樹園、例えば柿、栗、梅、こういうものについては非常に管理そのものが安易にできるのではないかという形で、これからあいている農地はこういうものをつくったらどうですかという、そういう農家に対する推進ですか、勧め、そういうものを考えるかどうかお伺いいたします。
○議長(
須田勝議員) 農政部長。
◎農政部長(藤川正彦) ただいまのご提案の中の果樹園というお話がございました。管理としては主に草刈り、消毒等考えられるのですけれども、果樹園の場合は剪定とか、そういう別の意味での特殊な技術的なものがございます。これについては安易に果樹園は導入すると、後の農地での利用が非常に困難になる可能性もございますので、そういった中で検討しながら、そういうものも取り組めるものは取り組んでいきたいと考えております。
○議長(
須田勝議員) 4番。
◆4番(
星野安久議員) 次に、商業の活性化と大型店の誘致ということで、11月22日、市内にスーパーマーケットが開店されました。少し利便性が高まったり、話題も明るくなりましたけれども、町も少しにぎやかになりました。これからの渋川市が生き残るためには、先ほど申し上げましたように、本当に大型店の誘致、進出が必要です。再度この誘致についてどう考えておるかお伺いいたします。
○議長(
須田勝議員) 笹原商工観光部長。 (商工観光部長笹原 浩登壇)
◎商工観光部長(笹原浩) 大型店の誘致についてどうかというご質問でございます。大型店の誘致につきましては、商圏の捉え方等いろいろコンサルとかそういったもののアドバイス等も必要になりますので、そういったことも踏まえて今後取り組んでいきたいと思います。 また、高崎渋川バイパスの開通等によりまして、本市における交通利便性が向上しておりまして、高崎渋川バイパスの周辺には店舗の出店が見込まれております。ただし、大型店舗の出店には農地等の大規模な開発を伴う場合が考えられますので、誘致に際しましては関係部門と十分協議調整を図っていきたいと考えております。
○議長(
須田勝議員) 4番。
◆4番(
星野安久議員) いろいろな問題をこれから抱えると思いますけれども、ぜひとも大型店の進出を検討して進めていただきたいと思います。 それから、学校の統廃合と小中一貫化ということで、これから10年を見据えた中での学校の統廃合の見通し、それから伊香保などについては小中一貫校として統合する考えがあるかお伺いいたします。
○議長(
須田勝議員) 石北教育部長。 (教育部長石北尚史登壇)
◎教育部長(石北尚史) 学校の統廃合等につきましてご答弁させていただきます。 本市では、少子化に伴いまして、市内小中学校で複式学級の発生ですとか学年単学級になり、クラス編制ができないなどの現状を踏まえまして、よりよい教育環境を整えることを目的に平成25年度に策定されました渋川市小中学校再編計画等基本方針に基づきまして、地域の合意形成を経て、小中学校の適正配置を進めてまいりました。今後も著しい人口減少が見込まれ、引き続き小中学校の再編統合が必要になりますことから、文部科学省が作成いたしました「公立小学校・中学校の適正規模・適正配置等に関する手引」を参考に、改めて平成29年3月に渋川市小中学校の再編に関する長期的な方針を策定いたしました。再編統合に当たりましては、教育本来の目的に照らしまして、児童生徒の望ましい成長のために学校が果たす役割を認識いたしまして、児童生徒のよりよい教育環境を整える目的から、小規模校の利点についても考慮しつつ、可能な範囲で一定の学校規模を確保することを基本にして取り組んでまいります。これまで地域に適切な情報を積極的に提供し、地域の合意形成を図りながら取り組んでまいりました。今後におきましても、保護者ですとか自治会などの地域住民へのご説明、情報提供を十分に行い、地域の合意形成を図りながら取り組んでまいります。 再編統合の取り組みに当たりましては、地域の合意を得られない場合には、地域の意向を尊重し、小規模校の特性を生かした学校のあり方についても検討してまいります。再編統合に当たりましては、既存の学校施設を有効活用することを基本として、必要な改修を行うものでございます。小中一貫につきましては、義務教育期間を通じた教育課程を編成いたしまして、系統的な教育を目指してまいることができるもので、一貫教育の中にもメリットがあると考えております。今後再編統合の検討を進めていく中で、地域の皆様との話し合いを進めながら、望ましい形に整えて再編統合等を進めてまいりたいと考えているものでございます。
○議長(
須田勝議員) 4番。
◆4番(
星野安久議員) ぜひとも地域のそうした意見を取り入れて、学校の統廃合を検討していただきたいと思います。 最後になりますけれども、庁舎建設、この関係についてお伺いいたします。機能性ある庁舎、そして庁舎周辺のまちづくり、こういうものをこれから推し進めることになると思いますけれども、以前にも老朽化した市役所の建設、これを早期に実現してほしいという一般質問をさせていただきました。1年間で1億円だけの基金積み立てでは、本当に一体何年かかるかわかりません。前のお答えでは平成41年ぐらいになるというお話でございましたけれども、部長に聞きたいのは、いつごろどこに建設する計画なのか、これを部長にお伺いいたします。そして、市長には、髙木市長も何期か市長として頑張ってくれると思いますけれども、最終的な合併特例債、これが使える範囲の中で、こうした庁舎建設の着手あるいは完成、それをさせる考えがあるかどうか確認して、一般質問を終わります。
○議長(
須田勝議員) 愛敬総務部長。 (総務部長愛敬正孝登壇)
◎総務部長(愛敬正孝) 新庁舎の建設の時期とのことでご質問でございますけれども、整備には多額の財源が必要でありますので、財源の一つとして起債を考えなければなりません。そういった意味から、元来ご答弁申し上げておりますとおり、平成41年前後の建設着工になることを想定しているものでございます。また、新庁舎整備の候補地とのご質問でありますけれども、これも現庁舎位置を含めまして、交通環境、それから合併に伴います市域の拡大による状況、各地区との地理的要因、こういったことを考慮しながら今後決めていきたいと考えております。
○議長(
須田勝議員) 市長。
◎市長(髙木勉) 庁舎建設のご質問でございます。防災上、そして2カ所に分かれているということでの市民サービスへの影響、いろいろな意味で新しい庁舎が必要だという考えについて私も同感でございます。その前にしっかりとした財政基盤を整えて、財源を強化して、できるだけ早く建設ができればと思って臨んでまいりたいと思います。
○議長(
須田勝議員) 以上で4番、
星野安久議員の一般質問を終了いたします。 通告の順序により、1 条例等の改正・制定について。2 子育て支援について。3 古巻地区に関する問題について。4 高齢者の足の確保について。 16番、加藤幸子議員。 (16番加藤幸子議員登壇)
◆16番(加藤幸子議員) 一般質問を行います。 渋川市狭あい道路等に係る後退用地整備要綱の改正について、まずお聞きいたします。市では、安全で安心な住みよいまちを目指して、消防車、救急車等が入れない狭隘道路の拡張整備事業を行っています。要綱は1条から13条まであります。そして、施行期日が平成18年2月20日となっています。今回の質問では、この狭隘道路に接する敷地において次に掲げる行為を行う場合は適用するものとする、ただし市長が特に必要ないと認めたものについてはこの限りではないとなっています。先日過去に狭隘道路として市と協議せずに自主後退している市民から、狭隘道路の舗装修理について相談がありました。建設部窓口での相談、渋川市狭あい道路等に係る後退用地整備要綱や他市の状況など調査してみました。渋川市では、市と協議せずに自主後退している民地の道路を整備する場合、現在の要綱では適用できないと思います。私は、こういった事案に対して要綱の改正をするべきだと考えていますが、兵庫県西宮市では平成26年度に要綱を改正し、整備できるとしています。お考えをお聞かせください。 次に、動物愛護条例の制定と飼い猫への不妊去勢施術費の助成についてお聞きします。猫の飼育については何度も質問を行っております。不妊去勢手術の助成と動物愛護及び管理に関する条例づくりを提案申してきました。そのときの答弁では、市では群馬県動物愛護センターと情報を共有しながら、広報、ホームページ等を使いながら、買い主のモラルとマナーの向上に努めると答弁しました。猫も犬も全く同じで、基本的には買い主がマナーをしっかり守ることが基本、避妊手術というのは大変重要と前市長も答えております。担当部は前向きに検討するということで、なるべく殺処分を減らす方向でいきたいと答弁されました。しかし、残念ながら平成29年度予算には計上されませんでした。平成30年度予算要求がされているのかどうか、お聞きいたします。 次に、子育て支援についてです。学童保育所の子どもの保育料の問題についてです。学童保育の目的、役割は、共働き、ひとり親の小学生の放課後、土曜日、春、夏、冬休み等の学校休業中の生活を継続的に保障することを通じて、親の仕事と子育ての両立を保障する施設です。新制度施行後、国が省令で基準を定め、市で条例を制定することになっています。国が示した放課後児童支援員のキャリアアップの内容について、具体的にお聞かせください。また、ひとり親家庭の保育料や預けやすい保育料にするべきと思いますが、再度お考えをお聞きいたします。 次に、八木原駅周辺整備と古巻公民館建てかえについてです。今回の補正予算に繰越明許費、JR八木原駅周辺整備について、1,625万4,000円が測量設計委託が組まれました。JRと国土交通省との計画はどこまで具体的に進んでいるのでしょうか、お聞かせください。また、古巻公民館の建てかえについては第2次渋川市総合計画が示されましたが、具体的には載っておりません。生涯学習の充実の現況と課題の中で、社会教育施設の計画的な整備とあります。古巻公民館の建てかえも、平成30年以後に計画しているとこれまでも答弁されています。合併特例債を使っての計画を考えているのかお聞きいたします。 次に、高齢者の足確保について。今急激な高齢社会を迎え、なおかつ高齢者のみやひとり暮らしの家庭がふえています。高齢者の運転事故がふえているとも報道されていますが、運転免許証を自主返納したいけれども、車がなければ医者にも行けないし、買い物もできない、バス路線があればいいけれども、それも余り遠く離れたバス停では歩いていけないと、高齢者からの声です。この間上毛新聞で社会福祉協議会の買い物弱者対象者デマンドタクシー送迎補助の記事が載っておりました。市も利用者に補助金を出して、社会福祉協議会と一緒に全市的に広げる考えはないのか、お聞かせください。 以上で1問を終わります。
○議長(須田勝議員) 茂木建設部長。 (建設部長茂木雅夫登壇)
◎建設部長(茂木雅夫) 初めに、狭隘道路の関係であります。要綱の改正は行わないのかということであります。 まず、渋川市の狭あい道路等に係る後退用地整備要綱につきましては、事前協議の行為規定といたしまして、まず1つとして建築基準法に規定する建築確認申請、2つ目といたしまして農地法に規定する農地転用許可申請、3つ目といたしまして建築確認申請を要しない門、塀等工作物の築造または増改築、4つ目といたしまして、著しい地盤の切り盛り等を行う場合ということで規定しているところであります。事前協議の規定の内容につきましては、建築主または土地所有者につきまして、後退用地等について寄附、売買、使用貸借に関しましてあらかじめ市長と協議をしなければならないと現在規定をしているところであります。このことから、過去に狭隘道路として協議をせずに自主後退となっている場合につきましては、現在の要綱では、議員ご指摘のように、対応ができないこととなっております。狭隘道路後退用地整備の目的であります安全で良好な居住環境の整備を図り、住みやすいまちづくりに寄与するということを踏まえまして、今後要綱の改正については検討してまいりたいと考えております。
○議長(須田勝議員) 狩野市民部長。 (市民部長狩野弘之登壇)
◎市民部長(狩野弘之) 条例制定の関係で、動物愛護に関することということでございましたので、私から答弁させていただきます。 まず、動物愛護に関する条例の制定につきまして、全国の状況をお話しさせていただきますが、昨年4月1日現在でございますけれども、都道府県、それから政令指定都市、また中核市を除きますと、全国で制定している状況は36市町村ということで、少数でございます。また、その中には罰則規定なども設けているところもあるようでございます。県内の状況でございますけれども、動物の愛護、それから管理に関する条例が制定されております自治体におきましては群馬県、それから先ほどお話しした中核市の市といたしまして、保健所を持っております前橋市、高崎市の2市となっております。また、安中市、それからほかの6市町村におきましては、狂犬病予防注射等の手数料の条例の中で市、それから町村民の責務といたしまして、動物の適正飼育と動物の愛護の精神に基づく管理に努めることという規定を定めております。そのほかの自治体におきましては、条例化されているところは現在ございません。本市におきましても、先ほど議員お話もございましたけれども、群馬県等々定めております条例に基づきまして、県にございますセンターとともに、こちらについては進めておりますので、現在のところ、条例制定については定める考えはございません。 それから、猫の去勢の手術の補助の関係でございますけれども、現在不妊、それから去勢手術に補助金を交付することに関しまして、県内におきましては、12市の中では4市で補助金の交付を行っているということでございます。不妊、去勢手術に対しまして補助金を交付することにつきましては、殺処分になる猫を減らすこと、また野良猫が減るということ、また猫に起因いたします被害の防止を図ることによりまして、良好な生活環境が保持できるということでございます。買い主への適正飼育の普及啓発といった意味でも有効でありますので、不妊去勢手術の対象、それから補助金の額等の調整を現在進めておるところでございます。また、いつごろこれは実施できるのかというお話でございますけれども、お話ししたように、既に実施している市町村の情報等をもとに、現在調整を進めております。しかしながら、この場ですぐいつという回答ができません。
○議長(
須田勝議員) 諸田保健福祉部長。 (保健福祉部長諸田尚三登壇)
◎保健福祉部長(諸田尚三) ご質疑いただきました学童クラブのキャリアアップについて、それと保育料についてでございます。 先に児童支援のキャリアアップ事業でございますけれども、これにつきましては指導員の賃金改善のためとしまして一定のキャリアを積んだ方について、基本給あるいは賃金、手当としまして加算をするものでございます。具体的なものとしまして、経験年数がおおむね5年以上の方で研修を受講している方、またもう一つが10年以上の経験を有する方で研修を受講した方につきまして、基本給やその他手当としまして加算をするものでございます。 それと、学童保育所の保育料でございますけれども、御存じのとおり、現在渋川市内におきましては18の児童クラブがございます。そのクラブにつきましては、保護者会やNPO法人、社会福祉法人等、さまざまな形態のもと、運営をされているところでございます。会費につきましてはそれぞれの運営主体によりまして設定をされておりまして、おやつ代や保護者会費等々を含んだ額、クラブごとの徴収方法が異なっているところでございます。平均的ではおおむね1万円前後というところでございますけれども、県内他市町村の状況を見て平均的な金額、またクラブの支援員の人数に見合った賃金と考えているところでございます。引き下げについてでございますけれども、一律に行うことは運営の形態から不可能と考え、難しい問題と捉えておりますけれども、各児童クラブの運営の代表者会議等で協議を進めてまいるとしているところでございます。 次に、高齢者の足の確保でございますけれども、渋川市社会福祉協議会が11月からささえあい買い物事業「あいのり」という事業を開始をいたしました。この移動手段でございますけれども、買い物に行くためのタクシーの相乗りをコーディネートするもので、タクシー料金を社会福祉協議会、利用者、店舗で負担をするものでございます。現在は豊秋地区限定で試行を開始しておるところでございますけれども、年度内に正式運行をして、3年以内に全市的に事業を拡大するということの意向と聞いているところでございます。全国的にも珍しい試みと言われております。市民のためによりよく発展していくために、市がどのようにして支援をしていくことが効果的なのか、今後社会福祉協議会と情報交換をしながら、事業拡大の推移を見きわめながら、検討を進めてまいりたいと考えております。
○議長(
須田勝議員) 石北教育部長。 (教育部長石北尚史登壇)
◎教育部長(石北尚史) 古巻公民館の建てかえについてのご質問でございます。 古巻公民館の建物につきましては、昭和62年3月に農林水産省の補助金を活用いたしまして、多目的研修センターとして建設された建物に、平成14年3月に講堂、あとは児童室兼図書室を増築して運営しているものが現状でございます。古巻公民館は、潜在的な利用者数が多いと考えられますけれども、需要に対応し切れていない手狭な施設となっているものと考えられます。平成24年度と平成26年度には、地元自治会を中心といたしました検討委員会から建てかえの要望をいただいているところでございます。これらを踏まえまして、公民館は地域活動の拠点施設でありますので、地域の人口や利用状況に見合った規模と内容の施設を設置する必要があると考えまして、第2次総合計画の期間内での建設として位置づけているものでございます。 合併特例債の活用につきましては、先ほど申し上げましたけれども、この建物は補助金をいただいておりますのと、平成14年に増築しておりまして、まだ新しいという状況もございますので、そのいただいた補助金の目的を達成する期間にまだ至らない状況での建てかえになっているおそれもございますので、今後のまた新たな補助金等の活用の可能性を考えますと、借り入れができる合併特例事業債を活用できる期間内での事業完了が見込みにくいことから、合併特例事業債を使うことは困難であるように捉えております。公民館を建てかえる際には、財源といたしましては、他の地方債ですとか補助金や交付金を活用して建てられますよう研究してまいりたいと考えております。
○議長(
須田勝議員) 茂木建設部長。 (建設部長茂木雅夫登壇)
◎建設部長(茂木雅夫) 大変申しわけありません。答弁漏れがございました。八木原駅周辺整備の関係におきまして、JRとの協議等の状況はというご質問でよかったでしょうか。 JR八木原駅周辺整備につきましては、現在基本計画、基本構想図を平成28年度に作成をいたしまして、今後基本計画の策定に向けて取り組むところでありますけれども、基本計画策定に当たりまして、現在構想の中にあります橋上駅舎、自由通路の設置位置につきまして、JR高崎支社と協議を進めたところ、高崎支社では位置については特定できないので、JRコンサル等に委託をして、自由通路の位置については設置をしていただきたいというお話の中で、JRと現在協議を進めているところであります。そのことによりまして、事業進捗を早急に進める必要があることから、今回補正予算と繰越明許を現在お願いをしている状況であります。
○議長(
須田勝議員) 16番。
◆16番(加藤幸子議員) 狭隘道路についてお聞きいたします。 過去に狭隘道路後退用地の協議が行われた案件でも、今からでも協議することができるのか、またその手続についてもお聞かせいただきたいと思います。
○議長(
須田勝議員) 建設部長。
◎建設部長(茂木雅夫) 現在の狭あい道路等に係る後退用地整備要綱では、協議の対象は事前協議を行った案件のみであるということでございます。事前に協議を行わなかった案件については、先ほど申し上げましたように対象にはならないと考えております。先ほど申し上げましたけれども、今後狭隘道路後退用地整備の目的を踏まえた上で、要綱改正について検討してまいりたいと思います。
○議長(
須田勝議員) 16番。
◆16番(加藤幸子議員) 私が議員になる前に、既に狭隘道路の後退をしたけれども、市とは事前協議をせずに道路は広げたけれども、そのままの状況になっていると、地権者もそのままの状況というところで、ぜひ狭隘道路の要綱を変えて、やっていただきたいということでした。 市民の方が狭隘道路の相談に行ったけれども、職員の認識はまちまちであったと聞きました。職員の認識の統一を図ってもらって、その上で市民への狭隘道路事業について、もっとわかりやすくホームページや広報で周知すべきと思うが、考えをお聞かせください。
○議長(
須田勝議員) 建設部長。
◎建設部長(茂木雅夫) 狭隘道路の相談に行ったけれども、職員の説明が不十分だと、またホームページ等でもなかなか周知が図られていないのではないかというご質問かと思います。 まず、市民からの相談に対しましては、要綱によりまして丁寧に説明をさせていただいているという状況でありますけれども、関係事例等が多岐にわたるため、相談者の理解が得られない場合もあるかとも考えているところであります。今後も内部研修等で業務内容の共通理解を図り、また市民の方により丁寧にご理解が得られるように説明するよう周知をしていきたいと思います。また、職員の異動等があった場合におきましても、共通の認識で対応できるよう研修方法等について精査を行ってまいりたいと考えております。また、ホームページの関係ですけれども、市民の方にわかりやすくということでありますけれども、渋川市のホームページに掲載しております狭隘道路後退用地整備の内容につきましては、改めて市民にわかりやすく、また図面というのでしょうか、絵等も入れながら改めて精査をし、わかりやすい内容に検討してまいりたいと思います。また、あわせまして、広報によります周知につきましても、回数、また方法等につきましても今後検討させていただきたいと思います。
○議長(
須田勝議員) 16番。
◆16番(加藤幸子議員) 狭隘道路がまだまだたくさんある中で、やはり消防自動車や救急車が通れない、そういった事例もございますので、ぜひ狭隘道路については市民に周知をしてほしいと思います。狭隘道路についてはぜひ過去の事前協議をしていない部分についても、これから事前協議をすれば行っていけるという、狭隘道路としての認定がされていけるということでお願いして、狭隘道路については終わりにしたいと思いますけれども。 次に、猫の問題です。先ほどいろいろとお話をされまして、渋川市のホームページ、かわいい猫が並んで、ホームページでは猫の飼育の問題については広報されました。しかし、野良猫に餌をやってはいけませんということは一言も触れていないのです。動物愛護の立場でのホームページはされていますけれども、そこは書かれておりませんでした。それで私は、今猫の飼育をするけれども、予防注射だとか不妊去勢手術をしないで猫の子どもが生まれると、それを春夏になると保健所にたくさん子猫が持ち込まれると保健所でも言っておりましたけれども、山の中や団地のすぐそばに子猫を捨てていく、そういう事例がふえています。そして、その猫にかわいそうだからといって近所の人が餌をやる。そうすると、また猫はふえる。大変な悪循環の場面があるのです。それで、県下では、先ほども言われましたけれども、不妊去勢手術、猫のみが2市1町、猫犬、2市10町2村が不妊去勢手術の助成をしております。そして、これを見ると、観光地が比較的多いのです。渋川市も伊香保観光地を持っています。そういう点でもぜひ私は必要かと思いますし、またホームページでは見る人が限られてしまうと思うのです。そういう点では、ホームページでせっかくつくった動物愛護、そしてまた野良猫に餌をやってはいけませんという、どうしてかというと、野良猫に餌をやることで隣地へのふん尿害、寄生虫、さらなる繁殖などの近隣トラブルが今発生しているのです。町内がぎくしゃくする環境をつくらない、そういうためにも、ホームページに野良猫に餌をやらないことをつけ足して、これをチラシにして全世帯に配付するか回覧を回してほしいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(
須田勝議員) 市民部長。
◎市民部長(狩野弘之) 本市といたしましては、当面チラシの配付、それから広報しぶかわ、それからホームページでの注意喚起、こういったものを行っていきたいと思います。先ほど議員のお話いたしましたように、毎戸配付になるか回覧になるかは、その辺はわかりませんけれども、その辺についても検討してまいりたいと思います。 また、先ほどお話のあった原因者がはっきりしている捨て猫、あるいは餌やりをやっている場合、これにつきましては動物愛護センターとともに訪問するなどして対応してまいりたいと考えております。
○議長(
須田勝議員) 16番。
◆16番(加藤幸子議員) 猫の話だけしているわけにいきませんので、次に移りたいと思いますけれども、ぜひかわいそうな野良猫をふやさない、そういう意味でも私は助成をしていただきたいと思います。 次に、子育て支援についてお伺いいたします。先ほど部長は、保育料は県下で1万円、これが普通平均ですということをおっしゃいましたけれども、吉岡町、榛東村では5,000円です。これは社会福祉協議会が引き受けていますけれども、ぜひ私はひとり親家庭の保育料だけでもとにかくすぐに引き下げて、4月からひとり親家庭の子どもたちが学童保育所に行けるようにしてほしいと思うのです。やっぱり1万円の保育料、ひとり親家庭では大変高過ぎると思っております。この点では、ぜひご決断をしていただきたいと思いますけれども、市長はどのようにお考えでしょうか。
○議長(
須田勝議員) 髙木市長。 (市長髙木 勉登壇)
◎市長(髙木勉) 加藤議員の学童保育料の引き上げについてのご質問にお答えいたします。 学童保育もいろいろな運営形態、そして経緯があって今の形になっていると思います。吉岡町と比べると高いということだと思いますけれども、比較の仕方もあろうかと思います。ただ、いずれにしても子どもを育てる環境をしっかりと整備をしていくと、そしてその負担を軽減していくということについては私も同じ考えでもあります。ただ、子育て支援にはいろいろな経費もかかりますので、全体的な中で検討してまいりたいと思います。
○議長(
須田勝議員) 16番。
◆16番(加藤幸子議員) 渋川市は、確かに民設民営が5施設、公設民営が13施設です。学童保育所のつくられ方がまちまちであるというところは言えるかと思いますが、市が助成をしてひとり親家庭を、子どもを学童保育所で預かっている場合は助成をする、そのように決めればできることではないかと私は思います。ぜひひとりぼっちで親が夕方まで帰ってくるのを待っている、そういう子どもたちが、やはり今いろいろな社会情勢の中で危険な目に遭わないように、学童保育所に入れるように配慮してほしいと私は思います。ぜひ予算の中でももう一度やりたいと思っております。 もう一つ、学童保育所でお聞きしたいと思いますけれども、今学童保育所は40人が1施設ということでなっているかと思うのです、国基準の中では。それで、県は70人以上になると2カ所の施設にしなさいとなっているかと思います。学童保育所の人に聞いたのですけれども、40人以上になると、児童数がふえると委託費が減るのだということを聞いたのですが、事実であるでしょうか。そして、なぜそういうことになるのかお聞かせください。
○議長(
須田勝議員) 保健福祉部長。
◎保健福祉部長(諸田尚三) 学童クラブに対します委託料でございますけれども、40人を基本とした金額となっているところでございます。人数がふえた場合には基本額の部分が少なくなるというところでございますけれども、人数割で調整をしているという、そういう委託料の積算となっているところでございます。
○議長(
須田勝議員) 16番。
◆16番(加藤幸子議員) それでは、実際は減っていないということでしょうか。
○議長(
須田勝議員) 保健福祉部長。
◎保健福祉部長(諸田尚三) ただいま手元に各クラブごとの金額の数字を持っておらないので、明確にはお答えできませんけれども、基本額につきましては40人を基本としているということと、人数に応じた委託料となっていると認識をしているところでございます。
○議長(
須田勝議員) 16番。
◆16番(加藤幸子議員) それでは、詳細については調べていただいて、また予算のところでやりたいと思います。 次に、八木原駅周辺整備と古巻公民館建てかえについてです。古巻公民館については、合併特例債は使っていかないという答弁でした。ぜひ各地域の利用頻度について施設をつくっていくというお話がされました。古巻公民館の利用者は、平成28年は2万846人です。赤城公民館の利用者は平成28年が2万7,629人です。赤城地域と古巻公民館の地域はほぼ同じような人数で推移していると。赤城公民館、大変立派な公民館ができました。ぜひ古巻公民館もあのような立派な公民館をつくっていただきたいと思っております。それで、地域では、もう古巻地域、古巻公民館の諸課題を検討する委員会という会をつくりまして、古巻地域の発展のために検討を始めております。いつでも古巻公民館をつくるという、そういうところでは協力もしていきたいと言っておりますので、ぜひ早いうちにと思っておりますけれども、先ほど図書館の補助金が返還されるうちはできないということでしょうか、それともそのことについては前はうまくその辺はやっていけたらということを教育長が言った気がするのですけれども、その辺はいかがでしょうか。
○議長(
須田勝議員) 教育部長。
◎教育部長(石北尚史) まず、施設の規模についてでございますけれども、利用していただくというか、地域の住民の人口等がございますので、それらを勘案いたしまして、適正な利用率になる施設の規模で整備してまいりたいと考えておるところでございます。また、地域の皆様が建設に当たっては協力いただけるというお言葉でございますので、またご相談させていただきながら、建設の検討を進めてまいれればと思います。 また、補助金のことにつきましてでございますけれども、建設費用のことについてでございますけれども、補助金の目的を達成する対応ということでいろいろ協議をさせていただく余地もあるかと思いますけれども、合併特例事業債に関しましては150億円という枠もございますので、そういった中での検討もあるということで、利用してよいかどうかという問題も中にもございます。ですから、現状では補助金等を今後活用していくに際しましては、いずれにいたしましても返還をいたしましても補助金の該当になった期間については補助金が使えないということもあるようでございますので、全体的なぜひ適正な施設を有利な財政状況の中でつくっていく研究をしてまいりたいと考えております。
○議長(
須田勝議員) 16番。
◆16番(加藤幸子議員) 合併特例債、平成29年度のところでは151億9,290万円です。私どもとしては150億円を超えないほうが、将来の人たちに借金を残すというところでは、150億円以下におさめるということで考えて皆さんに主張してきましたけれども、合併特例債を使わないにしても、ぜひ有利な助成金を使って古巻公民館を建てていただきたいと思います。 それから、先ほど八木原駅周辺整備についてお伺いいたしましたけれども、今吉岡インターチェンジ近くに大型店が出店し、着々と準備が進んでおります。先ほどの一般質問の中でも、地域、吉岡町との連携も含めてというお話もされました。南部地域のまちづくりを、やはり吉岡町や榛東村とも連携しながらしていかなくてはならないと私も考えます。ぜひ八木原駅の自由通路、これについては具体的に道路の設計が組まれましたけれども、私は八木原駅のホームが、入ってすぐの1番ホームです。それが非常に電車とホームの間が差がありまして、そこをやはり直していただきたいというお話を前に一般質問でも行いました。そのときは、駅舎があって、斜めにホームがなっているから、これ以上かさ上げすると、水が駅舎の中に流れ込んでしまうので、ホームはかさ上げできません、こう答弁をされました。自由ホーム、自由通路も含めて、それから駅を自由通路の上に持っていくという計画もあるかと思いますけれども、そういう点も細かく見ながら私は進めていただきたいと考えております。これは要望で結構です。 次に、高齢者の足の確保についてです。ぜひ買い物弱者対策にタクシー送迎補助、これは社会福祉協議会でやっているものですけれども、ここに市民が負担する分というのが1回1人当たりの支払いが1,000円から1,400円程度となっております。利用者は53%で、店舗が6%、社会福祉協議会が41%、こうなっておりますけれども、市民の利用者に対して市が補助をさらにすれば、もっと安く私はこのタクシーが使えるのではないかと思いますけれども、そこの辺もお聞かせいただきたいと思います。 それから、障害高齢者からの痛切な要望として、福祉タクシー券が36枚から24枚に減らされていると。障害高齢者にとって福祉タクシー券は医者や買い物に行くために本当に大切な足ですと、ぜひ36枚に戻してほしいと訴えられておりましたけれども、これについてもお考えをお聞かせください。
○議長(
須田勝議員) 保健福祉部長。
◎保健福祉部長(諸田尚三) 社会福祉協議会が実施をしておりますささえあい買い物事業「あいのり」でございますけれども、先ほど議員がおっしゃられたとおり、利用者が53%負担とお聞きをしているところでございます。この事業につきましては、社会福祉協議会の独自事業としまして、介護事業での利益を投入をして実施をしているところでございます。利用者に対する市からの補助ということでございますけれども、社会福祉協議会との情報交換を行いながら、そういったことを検討させていただきたいと思います。 それと、福祉タクシー券でございますけれども、現在障害者等に対しまして年間24枚を交付をさせていただいているところでございます。平成28年度の利用状況でございますけれども、1人当たりの平均で13枚のご利用となっているところでございます。福祉ハイヤー利用券の枚数につきましては、利用実績、また他の福祉サービスとの公平性などを見きわめながら検討を進めてまいりたいと考えております。
○副議長(安カ川信之議員) 21番。
◆21番(角田喜和議員) 一番最初にそこで登壇したときに話しましたが、国民健康保険に加入している方は、どちらかというと所得水準が最も低い人たちが多いということで厚生労働省の実態調査でも明らかになっておりますけれども、そういう中で渋川市の独自減免についてちょっと確認の意味で質問させていただきますが、渋川市で独自の免除を行う場合は免除申請が必要になります。その中で、大変だからといって免除申請しても、前年度の所得の確定がないと、その申請もできないのが実態ですが、そういった前年度の所得申告をきちんとしておかなければならないのですよというお知らせみたいなものをきちんとしてほしいと思うのですが、どこかでその周知がされているのか、ちょっと確認がとれませんので、この場所で質問をさせていただきますが、どうなのでしょうか。また、納税相談等に行ったときにも同時のこの周知の方法で渋川市の独自免除が受けられる方法がありますよということの指導はしているのかどうか。やっています、やっていませんということだけで結構です。
○副議長(安カ川信之議員) 市民部長。
◎市民部長(狩野弘之) 独自免除の周知についてでございますけれども、この免除につきましては、生活が著しく困難となった場合などに実施しているということでございます。この際納税相談を行う納税課、それから生活保護担当の社会福祉課、これらと連携いたしまして、納税相談等のときに生活が困難と判明したときには周知しているところでございます。
○副議長(安カ川信之議員) 21番。
◆21番(角田喜和議員) 国保の関係はまだありますけれども、これで最後の質問になりますが、先ほど部長説明されたように、先月11月21日に、群馬県では国民健康保険運営協議会が出され、その数字が各自治体におりてきたと思いますが、その中で、第4節でレセプト点検の充実強化ということで、各市町村の取り組みということがこの資料の中にもしっかりとうたってあるわけでありますけれども、渋川市における市町村における2次点検の部分で、レセプト点検員が今までいたのですが、今はいないようでありますが、渋川市ではどのようになっているのか。最近のものをちょっと見ましたらば、平成28年度は臨時職員賃金3人分だと思いますが、367万2,480円だったのです。これ決算ですけれども。そうしたら今度は、今年度の国保の事業勘定の中に載っていますが、臨時職員賃金がそっくり消えました。それと裏腹に委託が552万6,000円と、経費が高くなっております。この群馬県の説明会の中でも言っていますけれども、レセプト点検員の配置、各自治体でやるか国保連合の委託で行うとなっていますが、自前でやっていたときよりも委託したら高くなった、これでは経費削減にならないと思うのですけれども、その辺の見解はどうやってこうなったのか、このところだけ伺いたいと思います。
○副議長(安カ川信之議員) 市民部長。
◎市民部長(狩野弘之) レセプト点検に関する経費につきましては、平成29年度から国民健康保険団体連合会に委託し、実施してきているところでございます。これは直営で実施してきた臨時職員賃金の経費と比較いたしますと、確かに委託の経費が若干高くなっておりますけれども、直営ですと点検業務に要します職員が使うパソコン等も必要となります。その他諸経費なども考慮いたしますと、金額的には余り変更はないと考えております。
○副議長(安カ川信之議員) 21番。
◆21番(角田喜和議員) 金額的にはいろいろな経費を見ると変わっていないということでありますけれども、やはり渋川市で臨時職員であっても長年勤務していたその人の職がなくなって、国保に、連合会に委託というのは甚だちょっとおかしいのではないかと思うので、これは指摘をしておきます。きちんと臨時職員で賄える部分であれば、それをやっていただきたいと思います。臨時職員の人件費と比べて委託料が高くなっているので、高くなってのメリットがどこにあるのかいろいろある、高くなってのメリットというのはないと思いますが、なれた職員を配置して、もとに戻す努力が経費削減につながると思います。これは考え直していただきたいと思います。 続いて、最後の一級河川の崖崩落と安全対策についてでありますが、今皆さんのところにお示しをいたしましたA3縦長を見ながらお願いをしたいと思いますが、今答弁で、県と協議して安全対策を講じていくということでありましたが、これについて一級河川の管理者である国や県への働きかけをどのように行うのか。多分渋川市も、この写真をお示ししましたけれども、これは旧国道17号と言っていいのでしょうか、旧渋川警察署の前の道を沼田方面に行き、吾妻川にかかっている吾妻橋を渡りながら右前方を見ると、こういうふうに崖が崩れている状況がありますが、こういったところを渋川市としても承知はしていると思いますが、この間どう国や県と協議をしているのか、働きかけを行ってきたか、わかるところでお示しをいただければと思いますが、これは責任者である市長に聞くのは、市長就任したばっかりでちょっと酷でしょうか。こういった状況等、国や県への働きかけというものはどのようにしてきたのか。建設部長がいいですか。どちらでもいいですが、では市長から最初にお願いします。
○副議長(安カ川信之議員) 髙木市長。 (市長髙木 勉登壇)
◎市長(髙木勉) この吹屋地内の一級河川吾妻川の崖の崩壊については、私が市長になる前からよく見ているところでございます。また、これまでの恐らく県あるいは国、県だと思いますけれども、県との、あるいは地域の渋川の土木事務所となどの折衝あるいは対応について、また後ほど建設部長からお答えがあるかと思います。 私もこのことは心配をしておりまして、ただ一級河川の侵食に伴う崩落は、これはそれなりの対応がされているということで、さらにそこから先の話だと思いますので、これについては今のところは法制度上なかなか難しいところであるという認識はしております。急傾斜地の崩壊による災害の防止に関する法律というのがありますけれども、これは嬬恋だったですか、事故、事件、崖の崩落ありましたけれども、あれがきっかけでできた法律だったと私も認識しておりますけれども、それがストレートに適用にならない。その地域に指定されていないということだと思います。これだけの崩落が続いているわけですので、急傾斜地の崩壊による災害防止法による急傾斜地崩壊危険区域に指定されて、それなりの公共工事がされるということが望ましいのであろうと思いますけれども、ただその中で、この場合には家屋が一定の戸数以上に足らないということで、それにも当たらないということが現状だと思います。いずれにしましてもこのまま放っておくということもできませんので、県そして国、急傾斜地崩壊による災害防止法等の改正が可能なのかどうか、いろいろな意味で研究をしてまいりたいと思っております。
○副議長(安カ川信之議員) 建設部長。
◎建設部長(茂木雅夫) この子持地区の河川の、吾妻川ですか、この崩落につきましては市としても当然確認をしているところであります。これにつきまして、この護岸につきましては、旧子持村当時に河川の侵食による護岸の崩落等があったことから、その当時は県にお願いをいたしまして護岸の整備をしてきたともお聞きしております。現在崖の崩落につきましては、崖上部の風化等が原因ということで考えております。また、ここ以外にも吾妻川、利根川に面しております小野上地区、子持地区、北橘地区でもこういった崩落等も現在確認をしているところでありますけれども、現行の施策の中では対策は非常に厳しいと考えているところであります。
○副議長(安カ川信之議員) 21番。
◆21番(角田喜和議員) もう崖の崩落と同時に、ここに水路がごらんになっていただけるかと思いますけれども、この水路は、これは子持村時代に白井の地域からずっと道路、水路を通ってここに排水がされているわけでありますけれども、この水路はもともと崖にぴったりとくっついて設置されていたものが、今現在広いところでは2メートル以上も崖とのこれの距離があいてしまって浮いているのです。まずはそばまで行けないので、望遠鏡でちょっと見ただけなのですけれども、下の写真では影があって、そこのところから相当広い空間があるのがこれでも何となくわかっていただけるのではないかと思いますが、こういう状況のまま放置しておくと、水路そのものが崩落することが予想されるのです。それで、この間の講演会があったのですけれども、土砂災害から身を守るための砂防公開講座で、東京大学大学院特任教授で群馬大学名誉教授の片田敏孝先生は、群馬県は地震が少ないから安全ということではなく、いつ何が起こってもいいように備えておく必要がある、こういう話をしております。地震で崩れるということはありませんですが、事前のきちんとした対策が必要なのだよということ話をしてくれたのだと私は思っております。実際にこの水路の脇のお寺のお墓が1基吾妻川に崩れ落ちたと、玄棟院の住職に会って話を聞く機会がありました。こういった中で、やはり崖もそうですし、水路の安全対策も含めてきちんと対策を講ずるべきだと思います。途中で水路が割れてということも考えられるので、その辺の調査をしてみたらいかがでしょうか。
○副議長(安カ川信之議員) 建設部長。
◎建設部長(茂木雅夫) 議員のおっしゃっております排水路につきましては、市道鯉沢白井宿線の道路側溝の排水を吾妻川のほうへ処理するために設置してあるものだと認識しているところであります。また、この排水路につきましては旧子持村当時に整備されたもので、おおむねもう30年間ほど経過をしているともお聞きしております。この側溝、パイプの上流にあります側溝につきましてはかなり大きな断面でありまして、そこがあふれたという状況はお聞きはしておりませんけれども、パイプにつきましては30年たった今も特に支障はないとは思っておりますけれども、私も直接このパイプの裏側まで行ってみたわけではございませんので、そういった部分では改めてちょっと調査はさせていただきたいと思います。
○副議長(安カ川信之議員) 21番。
◆21番(角田喜和議員) ぜひ調査だけはお願いしたいと思います。先ほど前段で群馬県における護岸の対策が進められるという答弁がありましたけれども、これについては吹屋原の利根川の右岸ですか、宮田橋から西に見える崖部分については崩落の危険があるということで、これは子持村時代でありますけれども、コンクリート吹きつけて崩落対策工事を行ったという経過もあります。ですから、この部分についてもできないことではないと思いますので、引き続き調査をしながら改善ができるよう努力をしていただくことを申し上げて、私の一般質問を終わります。
○副議長(安カ川信之議員) 以上で21番、角田喜和議員の一般質問を終了いたします。
△休会の議決
○副議長(安カ川信之議員) 以上をもって本日の日程は全て終了いたしました。 お諮りいたします。委員会審査等のため、あす2日から11日まで休会したいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(安カ川信之議員) ご異議なしと認めます。 よって、あす2日から11日まで休会することに決しました。
△散会
○副議長(安カ川信之議員) 12日は、午前10時に会議を開きます。 本日は、これにて散会いたします。 大変ご苦労さまでした。 午後3時51分...